Monologue on a Fine Day 

"Tickets"

 エンターテーメントの盛んなアメリカであるが、一方のチケットはシンプルかつ無価値である。チケットに凝って、値段があがることを恐れてのことだと思われる。たとえば、先日のセリーヌディオンのコンサート。日本の「ぴあ」とか「チケットセゾン」に相当するチケットマスター発行だから規格品だが、ご覧のように(原寸大)小さくて、盗まれたり、なくしたりしやすい。半券は切られているが、それでも名刺の一回り大きいくらい。ちなみにこのコンサート、3階席で肝心の彼女は米粒のようだった(東京ドームよりはまだまし)が、十分堪能できた。平日にDCまで、だったので疲れた覚えがある。

$50のチケットがこうなのだから、映画となるとさらに小さくなる。またもやちなみに『One True Thing』はメリルストリープ主演の家族、母娘の愛情をテーマとした秀作である。個人的にこういうのも好きだったりする。マチネでみたので$4.25であるが、さらに安っぽく、印刷もときにずれていたりする。昨年、NYで観た『Beauty & Beast』もとってないとこをみればさほど「いい」チケットではなかったのだろう。

そして最近見つけたさらに安っぽいチケット。。『馬券』である。ここRICから少し離れたWilliamsburgとの中間にColonial Downsという地方競馬が昨年から始まった。下がその馬券。感熱紙で印刷される。レースの終了とともに宙に舞うことが殆どのこの紙の印刷は非常にちゃち。このときは第4レースの5-8を$2分買ったもの。ここでスキャンしているということで、これははずれ馬券。買い方は単勝、複式、馬連(着順込、着順無)、枠連(着順無)、さらには3着までも入れた方式とバラエティーに飛んでいる。しかしもともと競馬人口がさほど多くないため、万馬券(>$100)などは殆どでない。このときは$20で遊んで、$17が返ってきた($3損)。今度は勝つぞ!!

 

(November 8, 1998)
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