Monologue on a Fine Day

"Snufkin, Snafkin"

 ご存知ない方のために説明しておこう。。『スナフキンはムーミンの、、』じゃなくて、、(^^;、、。スナフキンは何を隠そう自分のハンドルネームである。今年に入ってチャットなるものに凝りはじめ、この名前を襲名した。というのも、小さいときからこのキャラが気に入っており、大学のときに至ってはスナフキンのようなマントを先輩のおじいさんから借りて喜んでいたくらいである。今考えると太宰治が着ていたのもあのマントだ、、。ということでスナフキンである。ムーミンのキャラの中で最も普通で変なやつ。知ってか知らずか、ある友達が偶然にもの自分のことを『スナフキンみたいなやつだ!』と形容したことがある。それ以来自分をスナフキンに似ていると勘違いしている。
 さて、ムーミンにおけるスナフキンをちょっと解説してみよう。スナフキンの両親はムーミンパパの友達のヨクサルとミムラ夫人にあたる。覚えている方は覚えていると思うが、かのミイやミムラ姉さんは異父姉となるのだ。<ミイはあんなに小さいのに姉。。ひととなりは簡単に言えば『もの静かな自由人』という感じ。大事な物はハーモニカ。ギターもたまに弾く。普段はひとり気ままにテントで暮らしていて、家の中や、他人と一緒に暮らすことは窮屈で嫌い。ムーミン(正確にはムーミントロール)とは大の親友で、どんなに長い旅をしていても必ずムーミンのところに会いに戻ってくるのである。彼の語録として次のようなセリフがある。『大切なのは、自分のしたいことを、自分で知ってるってことだよ。』理屈屋でもあり、、何となく共感が持てるキャラである。<誰だよ、『言いそう!』とか言ったの、、。
 ところが、最近このスナフキンに関して大きなドジをしてしまった。ハンドルネームを英語として以来、スペルを『Snafkin』と信じて使ってきたのに、実は『Snufkin』だったのである。これだけならまだいいが、調子にのって、ほれ、、、、。

愛車のナンバープレートまで変えてしまったのである。知っている人がみたら、あきらかにスペルミスに気づくだろうと思ったが、幸いアメリカでムーミンはほとんど知名度を得ていなかった。もともと『Snufkin』は英訳された名前であり、原語では『Snusmumrik』であるそうな。意味は「かぎ煙草野郎」ということで、英語の『Snuff』をあてたもの。一応は自分もこのスペルを疑ったのは確かである。しかし彼が煙草を吸うことをすっかり忘れていた。英語の『Snafu』は『Situation normal all fucked up』の略で「混乱した」という俗語である。『-kin』は「子供とか小心者」とか言う意味。『(人生に)混乱した小心者』とかいう意味かと、『Snuff』に思い当たる意味がないことで勝手に想像してしまった。かくして、間違ったスペルのナンバープレートといくつかの単語を覚えて、事件は解決したのである。どっちを使うのかって?そりゃあ、もちろん、『Snafkin』で押し通しますよ。。こうなりゃ、意地だ。。でも間違いは認めたからね!!

(September 15, 1998)
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