Monologue on a Fine Day 

"Personals"

 「国土が広い」とか「様々な人種がいる」ということはそれだけ自分にあった友達や恋人を探すことが難しいことなのか。所かまわず誰とでも話すアメリカ人でもお互い親しくなれる相手を見つけるのに苦労しているということは意外に知られていないことだと思う。かくして、購読している地方新聞には1週間に1回、友達、恋人募集の広告"Personals"が掲載される。そこには自分のこと、相手に望むことが本当に手短に書かれている。たとえば、

NEW YEAR NEW LOVE
SBPM, 35, 6'4", 190lb, enjoys outdoor, concerts and more
Seeking SPF, 30-40, tall, slim, and N/S

である。Single Black Professional Male(身長6フィート4 インチ, 190ポンド)がSingle Professional Femaleを探しているのである。N/SはNon-Smokerである。場合によってはクリスチャン(C)希望なども書かれている。さすがなのは、"男性から女性"、"女性から男性"に加えて、ちゃんと"男性から男性"、"女性から女性"の欄もあることである。これがはたしてどの程度の効果をあげているのかは不明だが、同じ人間のものらしき広告を見たことがないので結構真剣に見ているヒトもいるのではないだろうか!?
 ある日ラボで何気なく見ていたら、「Asian Male募集」とあった。滅多にAsianは要望にないので、興味津々で見ると"SWM"とあった。げげえ、男じゃ〜!しかも身長が6'8"となっている。2mもあるう!何でこいつがAsian?と思ってさらに目を移すと"My major is Asian Culture"とあった。アジアの文化勉強してるんだったら、アメリカの先端文化はやらなくていいのに、、。でもこの地方新聞リッチモンドのだから、つまりはウチの学生か?気、気をつけて歩こうっと!

(January 15, 1998)
Back to main page