Taste of Graduate Life in US

 

Nobember '98


   Nobember 30, '98  A Christmas card   


 日本の親友からとってもはやいクリスマスカードが届いた。毎年誰よりも早くカードを送ってくれる彼女だが、今年はついに一月前に届いた。Thanksメールの返事には『えっ!もう着いちゃったの?』とあった。さすがのアメリカでもまだそんなにクリスマスしてないぞ、、。でも、心底嬉しいのである。人の世の常と思うが、年々日本から来るクリスマスカードは減っている。各々が自分の生活に一生懸命だから、別にそれには異論がないが、そんな中いつも一番にカードが届くとやっぱり嬉しい。そして多分、これも毎年のことだが2番目は母親なのである。 

   Nobember 28, '98  Happy TurkyDay   


 感謝祭である。大学ではいわゆる帰省する学生のために25日水曜日の午後から正式に休みとしている。つまりは4連休である。今年は不慮の出費もあって、どこにも行かずにアパートで過ごすことにした。水曜日、大学院の仲間が開いたパーティー。中国人主催とあって、ターキーが北京ダックになっていた。木曜日、ボスからの夕食への招待。今度はホンモノのターキー。金曜日、夕食は作るのが面倒だったので、KFCのチキンとした。ちなみにこの金曜日の昼食はわざわざDCまでAll you can eatの寿司を食べに行っている。日本の三が日のように食べ過ぎて、いささか食傷ぎみ。でもこんなこと、久しくないぞ、、。 

   Nobember 20, '98  San Francisco   


 8年前、そのときが自分にとってはじめての海外だった。見るものすべてが新しく、ケーブルの発着場のそばにあるバーガーキングで注文するのにドキドキし、でてきたハンバーガーのでかさにたまげたのを覚えている。その頃の自分は海外なんてほとんど意識していなかった。研究がやっと面白くなってきて、将来の道がやっと見えてきたかな、と漠然と思っていた時期である。あれから8年。またサンフランシスコに学会で来た。バーガーキングもケーブルもそのままだった。変わったのは、当時2日かけて観光した場所を日曜日の午後だけでこなしている自分だった。 

   Nobember 7, '98  Charade, charade   


 大学院仲間が開いたパーティーで突如始まったCharade。つまりはジェスチャーゲームである。今回は映画のタイトル。日本語ならともかく、英語では勝手が大きく違う。『2Words(2本指)』、『1st word(1本指)』、ジェスチャー、という感じ。どうしようもないときは、『Split into 3 parts(切る格好+3本指)』で示す。長いタイトルより短いタイトルの方が難しい。『LA Confidential』でアメリカの地図を描いて西海岸を指したドイツ人もいれば、『Evita』でアルゼンチン国民に歌った日本人(<自分)もいた。傑作だったのはラボメイトの中国人。『1Word』、『Split into 3parts』、『1st word』と示し、女性を次々と指す。そして『2nd word』として、同じChineseの同級生の『Zhe』を指す。正解は『Godzilla』。最初のジェスチャーは『Girl』。つまり『Girl』と『Zhe』で『Godzi(lla)』なのである。それでもチームメイトはわかってくれた。ちなみにこのパーティー、Native Americanは一人しかいなかった。あとは英語を第二言語とする連中ばかり。 

   Nobember 5, '98   Long fall night      


 秋の夜長。そんな情緒がここアメリカにないなんてことは言うまでもないが、やはり秋の夜は『紅茶と読書』である。パトリシアコーンウエルの検屍官シリーズはここRICを舞台にした推理小説である。読み進めると『バージニアホスピタル』なる場所(多分MCV)はあるし、ストリートの名前も実際のRICと合致していて妙に親近感がわく。しかしこのシリーズ、実際あった事件をヒントに書かれているそうで、そう考えると結構穏やかではいられない。最近では危険ではないとされるここWest Endでも銀行強盗が起きたし、パトカーの出動を要する喧嘩のようなことはよく目にする。10時のローカルニュースを見れば連日違った事件(殆どHomicides)を報道しているし、やれやれという感じ。ゆっくり秋の夜長を情緒たっぷりに楽しんでいるアメリカ人はいないんかい、、。


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